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頭痛を我慢していませんか?あなたらしい毎日を取り戻すために

[2025.09.30]

こんにちは。看護師のTです。

酷暑の夏が過ぎ、ようやく涼しい風が吹き、秋の気配を感じるようになりました。季節の変わり目や不安定な天候の影響で頭痛を感じる方は少なくありません。

外来でお話を伺うと、「たまに頭が痛むけれど、市販薬でなんとかなる」「梅雨時期だけだから大丈夫」「頻繁に痛むけれど、忙しくて病院に行けない。ネットで調べたら片頭痛っぽいし、結局対処は同じだろう」という声をよく耳にします。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

 

「頭痛くらいで…」その我慢が、日常を奪っていませんか?

「自分は頭痛持ちだから仕方ない」と思い込んでいませんか?でも、その痛みは立派な"病気"のサインかもしれません。

天気の変化に敏感になったり、友達との予定を立てる時に「頭痛が出ないか」心配になったり…。痛みで家事や育児、仕事が思うようにこなせないこともあります。学校を休んだり、遊びを我慢する子どもたちも少なくありません。

頭痛は身体的なつらさだけでなく、精神的な負担も大きく、気づかぬうちに日常を縛り、生活の質を確実に下げてしまう病気なのです。

危険な頭痛を見逃さない診療

当院では、まず診察でどのような頭痛でお困りかを丁寧に伺います。そのうえで、緊急性の高い病気ではないかを確認するためにMRIやCT検査を行います。

頭痛の背景には、脳梗塞や動脈解離、くも膜下出血、脳腫瘍といった命に関わる病気が隠れていることもあります。診察の後にMRIやCTを撮影し、お時間をいただければ当日中に結果をご説明することが可能です。もし緊急性のある病気が見つかった場合には、対応できる大きな病院とスムーズにつなぎ、治療が始められるようサポートします。

重大な病気が除外できたら、ひと安心。ここからが本格的な頭痛診療のスタートです。

 

あなたの頭痛は何タイプ?233種類の中から見極める

日本人に多いのは「緊張型頭痛」と「片頭痛」ですが、実は国際的な分類では233種類以上の頭痛が報告されています。

「緊張型と片頭痛の両方を持っていた」「片頭痛だと思っていたら実は違った」「副鼻腔炎や帯状疱疹が原因だった」など、患者様が思っていた診断と実際は異なることも少なくありません。

頭痛の診断で重要なのは、患者様からの情報です。いつから、どんなきっかけで、どのような痛みが起こるのか。どんな時に悪化するのか。そうした細かな情報が、治療方針を決める手がかりになります。当院では問診を大切にし、患者様と一緒に「頭痛の正体」を見極めていきます。

 

一人ひとりに合わせた、オーダーメイドの治療を

頭痛の要因や状態を正しく把握することで、治療の選択肢は大きく広がります。

たとえば同じ片頭痛でも、痛み方や要因に応じて薬の種類を選んだり、漢方を併用したり、生活習慣の工夫を取り入れることもあります。患者様の希望を考慮しながら、一人ひとりに合った治療を提案します。

さらに、頭痛の頻度が多い方には「予防治療」も有効です。内服薬のほか、最近では月に1回の皮下注射による治療も普及してきました。自己注射も可能で、副作用は少なく効果も高いとされています。費用は保険診療で3割負担の場合、1回あたり約13,000円ほどと決して安くはありませんが、「頭痛の負のループから抜け出したい」と願う方には有効な選択肢です。当院では看護師が丁寧に投与方法を説明し、安心して治療を続けられるようサポートします。

頭痛にとらわれない毎日を、一緒に取り戻しましょう

頭痛はまだまだ「理解されにくい病気」です。職場や学校、外出先でどう対処すべきか悩んでいる方も多いでしょう。

私たちは患者様の「つらさ」に寄り添い、頭痛専門医である院長を中心に、スタッフ全員で患者様を支える診療を行っています。頭痛を抱えながら「なんとかやり過ごす」毎日ではなく、頭痛にとらわれない生活を取り戻しませんか?

「これくらい…」と我慢せず、ぜひ一度当院へご相談ください。お待ちしています。

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