ごあいさつ
- 安心 - 確かな医療を安全に実施し 思いやりをもってわかりやすく伝える |
こんにちは。
練馬駅から徒歩2分、平成つつじ公園を望む立地にあたらしく脳神経外科クリニックを開院させていただきました院長の井上剛(ごう)と申します。馴染みのある練馬にご縁をいただき開院できますことを大変うれしく思っています。
わたしは大学病院での手術診療からクリニックでの訪問診療まで脳神経外科医として幅広く患者さまに携わってきました。これからは頭痛外来・もの忘れ、脳卒中に関わる生活習慣病など、脳を中心としたかかりつけ医としてひとりひとりの患者さまに寄り添い、いまより少しでも安心して生活が送れるお手伝いをできるよう努力していきます。
頭痛学会認定専門医として多くの症例を診てきた経験を活かし頭痛外来を行います。これまで頭痛を我慢されていた方もどうぞご相談ください。
また院内にはMRIやCTを完備していますので、迅速に検査をし、それぞれに必要な治療へとつなげます。ご心配なことはどうぞ気軽にご相談ください。
みなさまどうぞ末長くよろしくお願い申し上げます。
プロフィール
中野区鷺宮出身(東京衛生病院生まれ)。小5から中3まで父の仕事の関係でニューヨークで過ごしました。
高校・大学時代はアイスホッケーに没頭し、目標を持って自分の限界を越える姿勢や礼節を叩き込まれました。
自分のことを短く表すと、「好奇心」と「行動力」だと思っています。
大切にしたいと心掛けているのは、「おかげさまで」という感謝の気持ちです。
最近は子供のスポーツの練習や試合を応援するのが何よりの楽しみです。
人の役に立つ医師を志して―脳神経外科医としての歩みとこれから―
医師を志したきっかけと歩み
私は「人の役に立ちたい」という思いから医師を志しました。とは言ってもはじめから医師になろうと思っていたわけではなく、きっかけは最初の大学で心理学を学んでいた時、授業で不登校の子供達を支援する小児科医の先生と出会ったことでした。様々な理由から不登校となった子供達に社会とつながり続ける場所を提供していたその小児科で学生ボランティアを募集していました。「私もお手伝いがしたい」という思いのもと約2年間、学生ボランティアとして参加させて頂くことになりました。小児科医や臨床心理士の先生とともに子どもたちと接する中で、人の体や精神のことを理解した上で人の役に立ちたいという思いが芽生え医学部を目指すことに決めました。
脳神経外科との出会い
大学卒業後1年間の浪人を経て東海大学医学部3年次に学士編入することができました。医学部入学当初は小児科医になりたいと考えていましたが、研修医となり脳神経外科を経験した際の強烈な経験を経て考えが変わりました。交通事故に遭い瀕死の状態で運ばれてきた16歳の少年を先輩脳神経外科医達は1秒たりとも無駄にすることなく手術室に運び、手術を施しその子の命を救いました。担当チームの一員となった私は寝る間も惜しんでその子の治療に当たり、まだ寝たきりでしたが大変な治療を乗り越えリハビリ病院へ転院していきました。この時感じた「自分の判断次第で目の前の人の命・人生が変わる」という強烈な感動と緊張感、そして一朝一夕では習得できない脳神経外科の治療に魅力を感じ脳神経外科の道を選びました。数年後、その青年がすっかり回復し自分の足で歩いて当時のお礼を言いに来てくれた時はさらに感動し嬉しかったことを昨日のことのように覚えています。
幅広い医療と診療経験
元々アイスホッケーを小さい頃からやっていましたので体力には自信がありましたが、脳神経外科になってからの数年間は精神的にも体力的に大変きつい時期でした。救急患者様の対応や手術、その前後の検査や治療、カンファレンスの準備や教育・研究などに追われる日々でしたが、この頃の経験が今の医師としての礎を作ってくれたと考えています。また病院で勤務した10年間、前職で外来と訪問診療をした7年間は全身管理をしてきました。つまり脳の病気だけでなく、その患者さまが持つその他の病気や問題を診るという姿勢で風邪、便秘や下痢、湿疹や水虫も診させて頂きました。脳神経外科は敷居が高いと感じられたり、どんな時に受診すれば良いのか分からないという方も多いと思いますが、気になること、心配なことがあればお気軽にご相談ください。
頭痛専門医として
脳神経外科では頭痛で悩まれている方を多く拝見します。頭痛は頭の中に原因がある頭痛(二次性頭痛:脳出血・くも膜下出血・脳腫瘍など)と片頭痛に代表されるような頭痛(一次性頭痛)に大きく分類されています。病院で勤めていたときは二次性頭痛を多く診ていましたが、前職のクリニックではその他の多くの頭痛患者さまを診る機会がありました。「頭痛」を改めて体系的に学び、診断・治療を行なっていくことが大切だと考え、これまでの経験を活かし2022年に日本頭痛学会の頭痛専門医を取得致しました。今後はさらに勉強を続け、頭痛学を探求し頭痛にお悩みのたくさんの患者さまのお役に立ちたいと考えています。
認知症医療と地域への貢献
前職での訪問診療(往診)では多くの認知症患者さまとそのご家族さまを拝見する機会が多くありました。認知症の治療はお薬で進行を遅らせること以外に生活環境を整えることがとても大切だと考えています。ご家族、ケアマネージャー、介護士、訪問看護、訪問リハビリなどが情報を共有し、認知症を抱える患者さまがより安心して安全に過ごせる環境を整えることで、それまで困っていた症状が軽くなるという場面を多く経験してきました。これからも他職種の方々と協力しながら環境づくりのお手伝いができればと考えております。お薬による認知症の治療も日進月歩です。当院では従来からの飲み薬による治療だけでなく、最近使用できるようになったレケンビやケサンラの継続施設として認定されております。これらの注射治療薬の導入施設と連携しながら、該当患者さまの受け入れを積極的に行なって参ります。
練馬駅北側すぐの場所に位置しておりますので、練馬駅周辺からだけでなく大江戸線や西武池袋線沿線をご利用の方、バスにて西武新宿線や中央線沿線、東武東上線沿線からも来やすい場所となっております。
今まで培ってきた経験を活かし、地域の皆様に安心して頂けるクリニックとなるべく精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
略歴
2002年 | 慶應義塾大学卒業 |
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2007年 | 東海大学医学部卒業 |
2009年 | 東海大学医学部脳神経外科 |
2014年 | 米国デューク大学 脳神経外科 |
2017年 | 林脳神経外科メディカルクリニック 21年より同副院長 |
2024年 | ねりま脳神経外科 院長 |
専門医・資格
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本頭痛学会専門医
- 東京都認知症サポート医
- 東京都緩和ケア研修会終了
所属学会
- 日本脳神経外科学会
- 日本頭痛学会
- 日本脳卒中学会
- 日本認知症学会
- 日本脳神経外科漢方学会
- 日本脳ドック学会
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診療時間
月 火 水 木 金 土 日 10:00~13:30
受付は13:15まで● ● ● / ● ○ / 15:00〜19:00
受付は18:45まで● ● ● / ● / / 休診日:木・日・祝・第3水曜午後(院内研修のため)
○9:00~13:00 受付は12:45まで -
交通案内
東京都練馬区練馬1-18-8 犬丸ビル2階練馬駅から徒歩2分