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認知症の診断・治療

認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。

認知症の原因としてはアルツハイマー病が最も多いとされますが、様々な疾患が認知症の原因になりえます。とくに、中枢神経系に病巣をもつ次の疾患が代表的です。

  • アルツハイマー病
  • 脳血管性認知症
  • レビー小体型認知症
  • ピック病など前頭側頭型認知症
  • うつ病の仮性認知症
  • 薬物惹起性の認知症
  • スピロヘータ、HIVウイルス、プリオンなどによる感染症による認知症

認知症の治療

アルツハイマー病など、認知症の根治は現在でも難しいとされていますが、早期発見により、病状の進行を遅らせて日常生活に支障がないように、対策ができますので、お気軽に当院にご相談ください。

当院での取り組み

患者様とご家族の安心を支えるために

ご自身のもの忘れが心配な方、認知症かな?と思われるご家族がおられる方々に少しでも落ち着いた環境で診察が受けられるよう配慮しております。ご本人様だけでなくケアされるご家族様やケアマネージャー様、介護担当者様からも可能な限りお話を伺いながら診断や治療を進めていきたいと考えています。

認知症の多様な症状と診断の重要性

必要に応じて認知機能検査(改変長谷川式認知機能検査、MMSE)や、うつ状態のスクリーニング検査(SDS)、MRI・CTによる脳の画像検査や血液検査を行い診断してまいります。認知症にはアルツハイマー型(病)、レヴィ小体型、前頭側頭葉型、血管性など様々なタイプがあると同時に認知症に似た症状をもたらす病気もあります。慢性硬膜下血腫、水頭症や脳腫瘍、甲状腺機能低下やビタミン不足などは認知症と似たような症状を短期間で発症することがありますが、適切な治療で治る可能性があります。まずは検査を通して治療し得る病気が隠れていないかを見極めることから進めていきます。
認知症や軽度認知障害が疑われる場合でも、お薬による治療だけでなくどのようにしたらご本人様やご家族様が安心して過ごせるかを一緒に考えていければと思います。認知症治療の中でお薬による治療は大切ではありますが、お薬による治療が占める割合はごく一部で、生活環境やケア体制の整備が大切です。

患者様とご家族の安心を支えるために

認知症によっては、患者様自身に病識がなかったり(自分は認知機能が低下いることを認識できない)、何かおかしいとは感じているが診断されることに不安を感じているために診察を受けたがらなかったりする場合が多々あります。そのような場合には自費診察にはなってしまいますがご家族のみでの相談も可能です。(¥4,400)

軽度認知障害(MCI)への慎重な対応

また認知症の診断には難しさもあります。特に発症初期では認知機能検査やCT/MRIでは異常がはっきりしないこともありますので、その際はさらに精密な検査が可能な病院へご紹介いたします。認知症は経過とともに初めに診断された病名が変化することもあります。まだわかっていないことも多いですし、初めから正しく診断できないことも多い病気です。
特に軽度認知障害(MCI)、つまり認知症の前段階の可能性がある患者様を「歳のせいかもしれません」「また今後困ったことが増えたら来てくださいね」と言って診察を終えてしまうと、次に受診するのが数年後になってしまい、早期治療介入の機会を失ってしまうかもしれません。これまで何度かそのような苦い経験を私自身しており、軽度認知障害が疑われる患者様は特に慎重に診察する必要があると考えています。

認知症の治療は日進月歩です。新しい治療薬や治療法も出てきていますし、我々に少しでもお役に立てることがあると思います。何より心配ごとや介護を抱え込まず、ぜひ一度相談にいらしてください。

  • 診療時間

     
    10:00~13:30
    受付は13:15まで
    15:00〜19:00
    受付は18:45まで

    休診日:木・日・祝・第3水曜午後(院内研修のため)
    ○9:00~13:00 受付は12:45まで

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    東京都練馬区練馬1-18-8 犬丸ビル2階練馬駅から徒歩2分

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