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花粉症と頭痛

[2026.03.24]

朝晩とお昼間の寒暖差や雨などの気圧変動で、皆さん体調を崩されていないでしょうか。

春先になると、

「くしゃみや鼻水が止まらない」

「目のかゆみがつらい」

といった花粉症の症状に悩まされる方が増えてきます。

その一方で、

「この時期になると頭痛もひどくなる」

と相談にいらっしゃる患者様も増えています。

実は、花粉症の時期の頭痛には、鼻づまりや副鼻腔の炎症、睡眠不足、もともとの片頭痛の悪化など、いくつかの要因が関係していることがあります。

今回は、花粉症と頭痛の関係について、看護師の視点から分かりやすくお伝えします。

花粉症による頭痛の主な原因

花粉症に伴う頭痛が起きる原因は主に二つ、「副鼻腔炎によるもの」と「炎症によるもの」が関係していると考えられます。

まず一つ目は、副鼻腔の影響です。

花粉症では

①鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりが起こります

②この状態が続くと、鼻の奥にある副鼻腔の換気が悪くなり、鼻水や膿などの分泌物がたまりやすくなります

③その結果、副鼻腔にさらに炎症が起こり、いわゆる副鼻腔炎の状態となることがあります

これにより、頭の重だるさや、頬・目の奥の痛み、前かがみになったときに強くなる頭痛などが現れることがあります。

実際にいらっしゃる患者様の中には、鼻水がでるという症状がなくても、上記のように副鼻腔で炎症が起きており、実は副鼻腔炎になっていたなんてこともあります。

二つ目は、アレルギーによる炎症反応です。

花粉症では体内でヒスタミンなどの炎症物質が放出されます。

これらは血管を拡張させる作用があり、頭痛を引き起こす原因となります。

特に、もともと片頭痛をお持ちの方は、この影響によって症状が強く出ることがあります。

その他の要因(症状を悪化させる要素)

花粉症の時期の頭痛には、上記に加えて、さまざまな要因が関係してきます。

まず、くしゃみや鼻をかむことによる影響です。

くしゃみや鼻をかむ瞬間には体に強い力がかかり、一時的に頭の中の圧が上昇します。

そのため、「ズキッ」とした一瞬の痛みや違和感を感じることがあります。

回数が増えることで、頭痛の誘発や悪化につながることがあります。

また、緊張型頭痛も関係します。

鼻づまりによる口呼吸や、くしゃみ・鼻をかむことの繰り返し、目のかゆみによるストレスなどにより、首や肩まわりの筋肉が緊張しやすくなります。

その結果、頭全体を締めつけるような鈍い痛みが現れることがあります。

さらに、睡眠不足も見逃せない要因です。

鼻づまりや目のかゆみによって眠りが浅くなると、疲労が十分に回復されず、自律神経のバランスも乱れやすくなります。

これにより、頭痛が起こりやすくなったり、長引いたりすることがあります。

日常生活でできる対策

では、花粉症による頭痛を軽減するための対策を考えていきましょう。

まず基本となるのは「花粉を避けること」です。

花粉症の方は既に対策されているとは思いますが、外出時のマスクやメガネの着用、帰宅時に衣服の花粉を払う、手洗いや洗顔を行うなど、体内に入る花粉を減らす工夫を行いましょう。

室内では空気清浄機の使用も有効です。

次に「鼻症状のコントロール」です。

鼻づまりや鼻水を放置すると副鼻腔炎のリスクが高まり、頭痛の原因となります。

症状が続く場合には、早めに耳鼻咽喉科や頭痛を伴う場合は脳神経外科などの医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

当院では、MRIやCTで副鼻腔炎があるか診断をして、お薬での治療を開始することもできます。

また、「首・肩のケア」も意識したいポイントです。

長時間同じ姿勢を避ける、軽いストレッチや入浴で筋肉をほぐすなど、緊張型頭痛の予防につながる習慣を取り入れましょう。

さらに、「生活リズムを整えること」も重要です。

十分な睡眠、バランスのよい食事、適度な運動は、頭痛予防の基本です。

加えて、こまめな水分補給も血流を保つために大切です。暖かくなり少し汗をかく時期ですので、特に意識していただくとよいです。

受診の目安

以下のような症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

・頭痛が強く、日常生活に支障がある

・市販薬で改善しない

・発熱や強い顔面痛を伴う

・前かがみで悪化する頭痛が続く

・これまでにないタイプの頭痛が出てきた

花粉症の影響と思われる頭痛の中にも、副鼻腔炎や他の病気が隠れていることがあります。気になる症状は我慢せず、早めの受診が安心につながります。

最後に

花粉症と頭痛は、一見別々の症状のように思えますが、「副鼻腔の炎症」や「アレルギーによる炎症反応」に加え、「くしゃみ」「筋肉の緊張」「睡眠不足」といったさまざまな要因が重なって起こります。

特にこの時期は、気圧や寒暖差も片頭痛・緊張型頭痛の誘因となりやすく、複数の要因が重なりやすいです。

「この時期だから仕方ない」と我慢せず、原因を理解し適切に対処することで、症状の軽減は十分に可能です。

つらい頭痛が続く場合は、お気軽にご相談ください。

患者様一人ひとりの状態に合わせて、適切なサポートをさせていただきます。

看護師.T

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