メニュー

仲間の強みを知ること

[2025.05.24]

「あなたのいいところってどんなところですか?」
こう聞かれてすぐに「これです!」と答えられる人は案外少ないかもしれません。

でも、もし一人ひとりが「自分にはこんな素敵なところがあるんだ!」と気づけたら、働くことへの意欲もチーム全体の雰囲気もきっと大きく変わっていくはずです。

 

どうして自分の「いいところ」に気づきにくいんだろう?

「私には、人より優れていることなんて何もない…」そんな風に感じてしまうのは珍しいことではありません。

私たちの心にはいくつかの働きがあるようで、一つは「自分ならできる!」という自信が、何かのきっかけで持ちにくくなってしまうこと。過去の経験から「どうせ私なんて…」という気持ちが生まれてしまうのかもしれません。

もう一つは私たちの記憶の性質で、人は良いことよりも少し『ネガティブ』な出来事のほうが心に残りやすいと言われています。だから周りから褒められてもその言葉が心に届きにくく、自分では気づけていないことがよくあるのです。

「もっとみんなが自分らしさを発揮して、笑顔で働ける場所にしたい!」
そんな思いから、「クリフトンストレングス」という、自分の強みを見つけるツールを取り入れて研修を行いました。

 

クリフトンストレングス」って、いったい何?

これはアメリカの調査会社が開発した、いわば『いいところ発見器』のようなもので、質問に答えることで34種類ある「才能」の中から特に自分のなかに強くある上位5つを教えてくれます。

大切なのはこれが性格診断ではないということで、「あなたが自然とやってしまうこと」「どんなことに心がワクワクして、エネルギーが湧いてくるのか」といった、あなただけの「才能」を見つけ出すためのものです。

クリフトンストレングスはそうした「才能」を意識して使い、大きな「強み」として活かしていくための手伝いをしてくれるツールです。

こうして見つかった「才能」は大きく変わることが少なく、長く自分の中にあり続けることが多いと言われています。一度自分のいいところの源泉を知れば、それは先の人生で自分を理解し活かすための大切な指針になります。

 

 

スタッフの診断結果に見えた『ねりま脳神経外科らしさ』

スタッフ全員で診断を受けてみると、想像以上に「人と人との温かいつながりを大切にする力」を持つスタッフが多いことに驚きました。

特に多かった「才能」は次の通りです。

  • 親密性(6名):人とじっくり向き合い、深い関係性を構築しようと取り組む資質
  • 適応性(3名):変化を受け入れて柔軟に対応できる資質
  • 調和性(3名):その場の空気を大切にして、組織やチームにおいて平和な状態を保つことを目指す資質
  • 成長促進(3名):どんな人でも成長できると信じ、相手の成長のためなら喜んで協力できる資質
  • 個別化(3名):人を分析して優れたところや個性を見出し、尊重できる資質
  • 戦略性(3名):目標達成に向けて近道を考え、効率的な戦略を立てられる資質
  • 最上志向(3名):もっと良くなるように常に上を目指して取り組む資質

これらの結果は患者さまに寄り添いスタッフ同士が協力し合う、当院の特徴そのものが表れているように感じました。

院長や事務長もそれぞれの立場でチームを導くのにふさわしい強みを持っていました。

 

実際にやってみた!強み発見ゲーム

診断結果を知るだけでなく、それを活かせるように「強みクイズ」と「強みポーカー」というゲームを行いました。

「強みクイズ」ではスタッフそれぞれの強みが書かれた文章を読み、それが誰のものかを当てるゲームです。

ほとんどのスタッフは自分の強みが書かれた文章は正解していて、無意識に自分の強みを感じ取っていたようでした。

「強みポーカー」は当院スタッフの強み5種類を揃える手作りのカードゲームで、みんなで「あの人はこの才能を持っているから…この役が狙えるな」などと話しながら作戦を練り、楽しみながらお互いの理解を深めました。ゲーム中には「〇〇さんって、やっぱりこういうところがあるよね!」「〇〇さんと◆◆さんって強みが似てるんだね」といった会話が生まれ、仲間の強みがより身近なものになった実感がありました。

 

「安心して自分らしくいられる」ことと「強み」の関係

心理的安全性という言葉がありますが、これは「この場所では安心して本当の自分でいられるな」と感じられる温かいチームの雰囲気のことです。

自分の強みを言葉にし、お互いに認め合える関係は、「安心して自分らしくいられる雰囲気」を育む大切な一歩となります。

例えば、人の気持ちに敏感なスタッフが「自分は影響されやすい」と悩んでいたとしても、その敏感さが「患者さまの小さな不安を察知できる力」だと周りから伝えられ、自分でもそう思えれば自信を持ってその力を活かせるようになるでしょう。このように弱みだと思っていたことが実は強みだったと気づき、それをチームで共有し認め合うことで安心感が生まれ、一人ひとりがもっと自分らしさを発揮できるようになるのです。

 

目立たない「いいところ」にもちゃんと価値がある

クリフトンストレングスのTOP5に出てこない「強み」が劣っているということでは決してありません。

チームには本当にいろいろな個性や「強み」を持つ人が必要です。様々な「才能」を持つ人が集まるからこそ、チームは素晴らしくなり大きな力を発揮するのです。

自分の得意なことを伸ばすのはもちろん大切ですが、それと同じくらい「苦手な部分」をお互いに理解し、「じゃあ、どうやって助け合おうか?」と一緒に考えることも強いチーム作りには欠かせません

お互いの違いを知り認め合うからこそ自然に助け合うことができ、その結果一人ひとりの「才能」が最大限に活かされる、温かくて強いつながりが生まれるのです。

 

その人に合った「場所」が才能を輝かせる

どんな「才能」も活かされる「場所」がなければ力を十分に発揮できません。心理学には「フロー」という状態があり、これは時間を忘れるくらい何かに夢中になり自分の力がぐんと発揮されている状態のことです。

自分の強みに合った役割や仕事、やりがいを感じられる業務、そして「自分らしく働けている」と実感できる環境が整ったとき、人は生き生きと力を発揮し始めチーム全体の力も引き上げます。

 

チームの力は「足し算」じゃなくて「掛け算」で進化する!

今回の取り組みを通じ、チームの力とは一人ひとりの力を単純に「足し算」したものではなく、それぞれの力が合わさって何倍にもなる「掛け算」のようなものだと強く感じました。

一人ひとりが得意なことを持ち寄りお互いの個性を尊重し合いながら働く、そんな時チームは1+1が2になるのではなく、予想以上の大きな力を生み出すことができます。

私たちねりま脳神経外科では、これからもスタッフ一人ひとりの強みを大切にしそれぞれの可能性を信じる文化を育てていきたいと思っています。

このコラムを読んだあなたも、ぜひ一度ご自身の強みに目を向けてみてください。きっとあなたが思っている以上にたくさんの素敵な「才能」があるはずです。

(放射線技師長.T)

  • 診療時間

     
    10:00~13:30
    受付は13:00まで
    15:00〜19:00
    受付は18:30まで

    休診日:日・祝・第3水曜午後(院内研修のため)
    ○9:00~13:00 受付は12:30まで

  • 交通案内

    クリックしてGoogleMapを表示

    東京都練馬区練馬1-18-8 犬丸ビル2階

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME