被ばくが気になる方へ
【乳幼児・小児の放射線検査についての当院の取り組み】
脳は神経の集まりであるため放射線の影響が最も低いと考えられています。
しかし、放射線の影響が大きい乳幼児・小児ではリスクをできる限り低く抑えることが重要です。
当院では、乳幼児や小児に特化した低線量設定で、放射線の影響を最小限に抑える取り組みを行っています。
睾丸や卵巣といった影響を受けやすい部位は、プロテクターで保護し安全性を最優先に検査を実施しています。
被ばくについてよくある質問
Q.検査で放射線を浴びたらどんな影響があリますか
少量の放射線では、細胞の遺伝子が傷ついてもすぐに修復されるため、健康への影響はほとんどありません。
一方大量に放射線を浴びると修復が追いつかず、細胞が死んだり、がん細胞に変化したりすることがあります。
Q.大量の放射線量ってどれくらいですか
大量の基準とされる被ばく線量は100ミリシーベルト【mSv(放射線の影響を示す単位)】以上です。
当院で行う頭部CT検査の被ばく線量では 2.0-5.5mSv程度、頭部レントゲン撮影では 0.1mSv程度と非常に少量です。
当院でCTを連続して20回、レントゲンを連続して1000回撮ると、がんのリスクが上がります。
Q.実は日常生活でも被ばくしていますか
私たちは日常生活の中でも1年間で平均約 2.1mSvの放射線を自然に浴びています。宇宙や大地、普段口にしている食べ物からの被ばくです。
これはCT検査1回分やレントゲン21回分に相当しますが、この程度の量は健康に影響を与えません。
Q.実際のがんのリスクはどれくらいですか
放射線が原因でがんになるリスクは100mSV被ばくした成人の場合で 1.08倍です。
これは、たばこ(1.6倍)や肥満(1.22倍)、食事習慣(1.15)が引き起こすリスクよりも低い値です。
100mSVよりも低いCTやレントゲンの放射線量ではリスクの計算ができないとされています。
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